Abstract
対話系パーソン・センタード・セラピー(PCT)の理論においては、Rogers(1959)のパーソナリティ理論がPTSDおよびそこからの回復のメカニズムを説明しているほか、それ以外にも治療論はある。しかし実際の事例を示す研究は少ない。Murphy(2009)は対話系PCTによる事例研究であり、症状消去を目指す他学派のセラピーとは違って、治療関係によるクライエントの回復のプロセスを描写している。本論文はその事例研究を紹介した上で、実際のPTSDの事例をRogers(1959)の理論がどのように対応するのかを考察するものである。
Journal
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- 関西大学心理臨床センター紀要
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関西大学心理臨床センター紀要 14 53-63, 2023-03-15
関西大学大学院心理学研究科心理臨床センター
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390858553271947776
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- HANDLE
- 10112/00028022
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB