大学男子運動部選手における食意識と食行動、身体組成の関連

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  • Relationships between the food consciousness, the dietary habit and the body composition in university men’s athletic club player

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抄録

<p>本研究は、大学男子運動部選手における食意識の違いが食習慣や身体組成と関連しているかを明らかにすることを目的とした。大学男子運動部選手262人を対象に、食意識、運動意識、昼食の状況、欠食の状況、けがの状況に関する質問紙によるアンケート調査および身体組成の測定を行った。対象者を主観的評価による食意識の高い群(40.8%)と低い群(59.2%)に分類し、両群を比較した結果、昼食については、バランスを考えて選ぶ・栄養成分表示に注意している・野菜を摂るようにしている等の項目を心掛けている割合は、食意識が高い群で有意に高いことが示された。身体組成の比較では、ラグビー(バックス)において、食意識が高い群の方が低い群に比べて全ての項目で高い傾向が認められ、ラグビー(フォワード)の体脂肪率では、有意に低いことが示された。また、野球(野手)は、食意識が高い群の方が低い群に比べて、有意に四肢骨格筋量指数(SMI)が高く、体脂肪率が低いことが示された。大学男子運動部選手における食意識の高低は、食習慣、身体組成と関連がある可能性が示唆された。</p>

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