ダイナペニア2型糖尿病患者の身体機能特性

DOI
  • 竹本 雄一郎
    地方独立行政法人広島市立病院機構 広島市立北部医療センター安佐市民病院リハビリテーション科
  • 谷口 亮治
    地方独立行政法人広島市立病院機構 広島市立北部医療センター安佐市民病院リハビリテーション科

書誌事項

タイトル別名
  • Characteristics of physical function of dynapenic patients with type 2 diabetes
  • Comparison with sarcopenic patients with type 2 diabetes
  • -サルコペニア2型糖尿病患者との比較-

抄録

【目的】サルコペニアと比較したダイナペニア2型糖尿病患者の身体機能特性を明らかにすること。 【方法】2型糖尿病患者162例を対象に、AWGS2019によりダイナペニアとサルコペニアを抽出し群間比較した。サブ解析として男女別に群間比較した。 【結果】ダイナペニア群において、BMI、尿中Cペプチド、体脂肪率、上下肢筋肉量、握力は高値で、年齢、HbA1c、膝伸展筋力体重比、歩行速度は低値であった。サブ解析では、それらの結果に加えて男性ダイナペニア群においてHOMA-IR、上肢筋肉量の体重に対する発達率、TUGが高値であった。 【結論】ダイナペニア2型糖尿病患者は、骨格筋量の絶対量は若年で肥満により維持されているが、骨格筋の体重に対する発達率はサルコペニアと同様に減少を認め、下肢筋力や歩行能力などの下肢機能はサルコペニアよりも低下していることが明らかとなった。また、男性でその傾向が強い可能性が示された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390858608254318336
  • DOI
    10.14870/jptpr.33.18_24
  • ISSN
    21883041
    1880070X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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