中学生における仲間集団の排他性に関する尺度作成の試み : 仲間を外に離さない集団規範に着目して

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書誌事項

タイトル別名
  • An Attempt to Develop a S cale for Peer Group Exclusivity Among Junior High School Students : Focussing on the Group Norm of Keeping Members Inside of it
  • チュウガクセイ ニ オケル ナカマ シュウダン ノ ハイタセイ ニ カンスル シャクド サクセイ ノ ココロミ : ナカマ オ ソト ニ ハナサナイ シュウダン キハン ニ チャクモク シテ

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抄録

本論文では、従来の集団外成員の排除に焦点化した仲間集団の排他性について、その概念を見直し、排他的なグループにおけるグループ外の者との関係を阻害する2 つの要因について検討する。一つ目は、グループ外の者がグループ内に入ることを阻害する要因「内関係阻害」、二つ目はグループ内の仲間がグループ外の者と関係をもつことを阻害する要因「外関係阻害」である。排他的な友達グループには内関係阻害と外関係阻害の2 つの阻害要因が関係していると考えられるが、外関係阻害については十分な検討がされていない。そこで本研究では、仲間集団の外関係阻害に関する暫定尺度を開発し、友達グループの外関係阻害の実態を示すことを目的とする。そのために、①項目を作成し、因子構造の検討を行い、②自由記述調査をふまえ、さらにその項目内容について検討した。

収録刊行物

  • 子ども発達臨床研究

    子ども発達臨床研究 17 33-40, 2023-03-24

    北海道大学大学院教育学研究院附属子ども発達臨床研究センター

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