日本人児童を対象としたグリットの因子構造の検討

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タイトル別名
  • ニホンジン ジドウ オ タイショウ ト シタ グリット ノ インシ コウゾウ ノ ケントウ

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説明

本研究の目的は,Duckworth et al. (2007) により概念化されたグリットについて,我が国における児童のグリットの因子構造を検討することであった。まず,児童向けに作成した日本語・児童版グリット尺度を小学3 ~ 6 年生142名に実施したところ,「根気」と「一貫性」の2 因子構造が確認された。つづいて,アナロジーとして対象とした大学生517 名に同じ質問紙を実施したところ,同様の2 因子構造が確認された。これらのことから,日本人児童におけるグリットの因子構造は,先行研究と同様の「根気」と「一貫性」の2因子であることが示唆された。

収録刊行物

  • 研究紀要

    研究紀要 102 121-128, 2021-09-30

    日本大学文理学部人文科学研究所

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