坊守が考える寺院の社会的役割 : 北陸地域におけるグループインタビュー調査から見る
書誌事項
- タイトル別名
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- Bōmori’s view of the social role of temples : Based on group interview survey in the Hokuriku region
- ボウモリ ガ カンガエル ジイン ノ シャカイテキ ヤクワリ ホクリク チイキ ニ オケル グループ インタビュー チョウサ カラ ミル
説明
論文
日本における仏教寺院の衰退要因を探求する際に、寺院が変化する時代に応じて社会的役割を果たしていないことが判明された。よって、現代社会における寺院の社会的役割を理解するにあたって、寺院運営者の視点が欠かせないと考えた。また、事実上寺院管理者である寺庭婦人はあまり研究されていないことから、本研究は彼女らの考えと思いを明らかにしようとした。その際に、北陸地域における3つの真宗寺院の坊守を研究対象とし、彼女らが認識している自坊の運営状況、坊守像、地域における寺院像について、グループインタビューの手法を用い、調査を行った。その結果、坊守たちにとって、寺院の持つ社会的役割は関係者のネットワークと地域社会の接点 であり、かかわってくる人の「心の拠り所」であることがわかった。
収録刊行物
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- 共生学ジャーナル
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共生学ジャーナル 7 47-68, 2023-03
大阪大学大学院人間科学研究科『共⽣学ジャーナル』編集委員会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390858674101981184
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- DOI
- 10.18910/90812
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- ISSN
- 24326755
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- HANDLE
- 11094/90812
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB