診断に苦慮した肉腫様肝内胆管癌の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A case of sarcomatoid intrahepatic cholangiocarcinoma that was difficult to diagnose

この論文をさがす

抄録

<p>症例は70歳男性で,発熱,腹痛で受診し,肝右葉に腫瘤性病変を認め,3カ月後には腹膜播種結節と腹水の出現を認めた.肝腫瘍生検や審査腹腔鏡では診断に至らず,原病の悪化により約5カ月後に永眠された.病理解剖を行い,最終的に肉腫様肝内胆管癌と診断した.臨床所見,病理所見が類似している点で,肉腫様肝内胆管癌と肉腫型悪性腹膜中皮腫との鑑別が困難であった.今後両疾患における有効な診断法や治療法の確立が望まれる.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ