ペア受け持ち継続実習を取り入れた周産期看護学実習の取り組み

書誌事項

タイトル別名
  • Approach to Maternity and Newborn Nursing Practicum with Paired Nursing Practice
  • ペア ウケモチ ケイゾク ジッシュウ オ トリイレタ シュウサンキ カンゴガク ジッシュウ ノ トリクミ

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抄録

周産期看護学実習の継続実習において, 2 名の学生が1 組の母児を担当する“ペア受け持ち実習”を導入した。実施方法は,ペア学生を褥婦担当と新生児担当に分け,担当は日ごとに交代した。褥婦担当の学生は褥婦のバイタルサインの測定や触診や視診を実施し,新生児担当の学生が新生児の観察を担当した。ペアの学生同士で,フィジカルアセスメントについて話し合った後,臨床指導者へ報告を行った。ペアの学生は個々で,母児両者の看護過程を展開した。ペア受け持ち実習を導入したことで,学生同士で対象の母児の観察やアセスメント,看護ケアについてディスカッションをしながら対象の理解を深めることができた。一方,学生が母児のいずれかを担当することで,母児両者のアセスメントの視点が継続しにくい傾向があった。また, 2 名の学生が同時に訪室することに対する受け持ち母児への配慮が必要であることや,ペアの学生同士の関係性が実習での学びに影響する状況が見られた。

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