「チームとしての学校」における学校とスクールソーシャルワーカーの連携・協働体制の在り方―スクールソーシャルワーカーの理解促進を目的とした研修会の一考察―

書誌事項

タイトル別名
  • How Schools and School Social Workers should Work Together in Schools as a Team —A Study of a Workshop to Understanding and Promoting School Social Workers—

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抄録

児童・生徒をめぐる問題は複雑化・多様化しており、学校は外部機関等との連携を図り、チームとしての学校体制の構築が求められている。しかし、現時点では十分な体制であるとは言い難い。本研究では、学校とスクールソーシャルワーカー (以下、SSW) との連携・協働体制の構築を目指して、教員の理解を深め、意識を高めることを目的とした研修会を行い、学校とSSWとのより良い連携・協働体制を構築するための方策について検討を行った。実践の結果、次の三つの改善策が考えられた。第一は、教員を中心としたチーム学校体制を整備し、組織的に福祉的な役割を担うこと。第二は、学校、専門スタッフ、外部機関のそれぞれの役割を教員が理解していくこと。第三は、学校がチームとして子供たちをスクリーニングしたり、アセスメントしたりして問題を解決していく体制作りである。これらの改善策をもとに、チーム学校として子供支援を行う体制の構築が急がれる。

収録刊行物

  • 学校教育学会誌

    学校教育学会誌 25 31-40, 2022-09

    北海道教育大学函館校学校教育学会

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