マンガリッツァの発育に伴う脂肪形成と脂質関連遺伝子の特徴に関する研究

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タイトル別名
  • Study on fat development and the unique feature of genes related to lipogenesis with the growth of Mangalica

抄録

<p>ハンガリー原産のマンガリッツァは、品種の特徴として厚い脂肪を蓄積することが知られている。しかし、その脂肪発達に関する情報は国内外にほとんどない。本研究は、マンガリッツァの脂肪組織の組織学的評価ならびに遺伝子発現について商業用品種(三元交雑種およびケンボロー)と比較し、脂肪発達と蓄積過程を調査した。脂肪厚測定結果から、マンガリッツァの背脂肪は出生後から商業用品種よりも厚く、両品種間の脂肪蓄積は異なることを示した。8ヶ月齢のマンガリッツァの背部脂肪細胞面積は、商業用品種よりも大きかった(P < 0.05)。脂肪細胞特異的な代謝機能に関する遺伝子(HSLFASNaP2)は、商業用品種と比較し、マンガリッツァの脂肪において有意な減少を示した。一方で、脂肪前駆細胞マーカーであるKLF4の発現が増加した。したがって、マンガリッツァの脂肪細胞における遺伝子発現動態は商業用品種と異なる可能性が示唆された。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390858690772588928
  • DOI
    10.32253/hlgs.10.1_39
  • ISSN
    2434138X
    21875391
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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