地下水涵養過程の数値解析再訪
書誌事項
- タイトル別名
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- Numerical analysis of groundwater recharge revisited
- チカスイカンヨウカテイ ノ スウチ カイセキ サイホウ
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説明
降雨後の不飽和帯の下方水分移動は,地下水面に到達すると地下水涵養流となるが,定量的な測定は困難で,リチャーズ式に基づく数値解析による評価が有効である.本報では,まず降雨浸透後の地下水涵養過程では土中水圧力勾配が小さくなり重力が主な駆動力となるため,重力のみを考慮した塩沢・中野(1981)による伝達モデルについて解説した.そして,HYDRUS-1Dによる数値解析の結果を伝達モデルと比較し,数値解析手法の有用性について考察した.一方,自然条件下の土に多く観察される局所的な選択流が,地下水涵養過程にあたえる影響について,遅いマトリックス流と速い選択流を考慮可能なDual Permeabilityモデルを適用し,その特徴を示した.
収録刊行物
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- 土壌の物理性
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土壌の物理性 153 (0), 13-24, 2023-03-20
土壌物理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390858690772683264
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- NII書誌ID
- AN00347581
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- ISSN
- 24352497
- 03876012
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- NDL書誌ID
- 032835006
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可