1on1ミーティングの現状と課題に関する一考察 -国内大手メーカーA社の事例研究

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on the Present Status and Issues of 1-on-1 Meetings:A Case Study of a Major Japanese Manufacturing Company

説明

<p>本研究の目的は近年企業において導入が加速している人事施策の1つである1on1ミーティング(以下,1on1)に着目し,1on1の実施・定着における現状や課題について質的調査を通じて探索的に検討することである。1on1は働き方改革に伴う人材育成の時間・機会の減少を補完する効果的な方法として注目され,近年日本において導入する企業が増加している。しかし,1on1を導入したもののうまく定着していない等の問題が生じている。そこで1on1の実施・定着の状況について,国内大手メーカー A社の管理職(上司)9名を対象にインタビュー調査を行った。その結果,1on1の実施・定着の現状について,1on1を実施する管理職,実施はしているが目的に沿わない 1on1 を実施する管理職,1on1を未実施の管理職,というように,1on1の実施にばらつきがある様子が見られた。1on1の未実施が起こる要因については「1on1に類似したマネジメントを実施していると管理職が認識している」,「現職場の状況」が挙げられた。また,1on1の有用性を経験を通じて理解することにより1on1の定着につながることが示唆された。そして,1on1の定着における課題としては,「部下のキャリアステージに応じた 1on1の展開」,「管理職の時間リソースの不足」が挙げられた。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390858752001330432
  • DOI
    10.34512/careercounseling.24.2_33
  • ISSN
    24364088
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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