大規模災害による災害廃棄物のための海面処分場緊急整備の可能性分析

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タイトル別名
  • Feasibility Study on Emergency Construction of Sea Disposal Facility for Disaster Waste from Large Scale Disaster

抄録

<p>要旨:大規模な地震によって発生する大量の災害廃棄物を速やかに処分していくため,被災地近傍に管理型の海面処分場を緊急に整備する対策を想定し,受入開始時期,建設費用等について検討を行った。短期間での建設と建設費の低減を実現するための建設方法として,外周護岸の多くの区間に既設構造物を転用する方法,災害ガレキを利用して外周護岸を構築する方法を想定して検討を行った。検討した条件の下では,着工から0.4~1.0 年で廃棄物の受入を開始することができる。同時に,それらの方法をとることによって建設費を1.5~6 割程度低減することができ,条件によっては陸上での建設費用と比較して優位あるいは遜色のない水準にできることが分かった。また災害経験等の調査・分析から,海面処分場の緊急整備を実現するためには,その事前準備と港湾計画等の関連制度の修正の必要性が高いことが見いだされた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390858752008010240
  • DOI
    10.57296/jaczs.28.3_83
  • ISSN
    24369837
    13496123
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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