我が国の近代新生児医療の来し方と未来への展望
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- 仁志田 博司
- 東京女子医科大学
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説明
<p> はじめに</p><p> この写真(図1)は生まれて10分後でまだ羊水で頭が濡れている新生児である.すでに目を見開き周囲を見ているのは,人間は進化の過程で高い知能を獲得した脳(頭)が大きいので,経腟で生まれるためには生理的早産で生まれるところから,一人では生きられないため,ケアしてくれる人を探しているのである.新生児医療の歴史はその未熟性に対処する保温・栄養・感染防止の3原則から始まり,1970年代になって呼吸・循環管理が加わった新生児集中治療室が導入され近代新生児医療となった.</p>
収録刊行物
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- 日本周産期・新生児医学会雑誌
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日本周産期・新生児医学会雑誌 58 (4), 596-600, 2023
一般社団法人 日本周産期・新生児医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390858773324422400
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- ISSN
- 24354996
- 1348964X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可