新生児マススクリーニングの継往開来

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  • 窪田 満
    国立成育医療研究センター総合診療部

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抄録

<p> はじめに</p><p> 継往開来(けいおうかいらい)とは,先人の事業を受け継ぎ,発展させながら未来を切り開くことだそうである.新生児マススクリーニングにも歴史があり,未来がある.新生児マススクリーニングとは,「生まれてくる子ども全員に適切な検査を行い,障害の原因となる疾病を早期発見し,健やかに育てるための国の事業」である.この本質的なところが意外に認識されにくい.この教育講演では,実際の症例の話ではなく,新生児マススクリーニングの歴史を紐解くところからはじめて,「医療的な側面」「遺伝学的側面」「法的側面」「行政的側面」に分けて,この根幹の部分を考えてみたい.</p>

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