色素増感太陽電池からハロゲン化ペロブスカイト太陽電池へ ―最近の研究動向と今後の展望―
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- 早瀬 修二
- 国立大学法人電気通信大学 インフォ・パワードエネルギーシステム研究センター
書誌事項
- タイトル別名
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- Transition from Dye Sensitized Solar Cells to Halide Perovskite Solar Cells -Recent Progress and Future Perspective
抄録
<p>ペロブスカイト太陽電池は色素増感太陽電池の研究から派生した技術であり,また色素増感太陽電池と有機薄膜太陽電池が融合した技術でもある.ペロブスカイト太陽電池は塗布プロセスで作製できるにもかかわらず,シリコン太陽電池に肉薄する25%以上の効率を達成しており,現在,大面積モジュール作製等の実用化研究に移行しつつある.一方,従来のハロゲン化ペロブスカイト層には鉛イオンが使われており,環境の観点や理論効率の高さの観点から錫系ペロブスカイト太陽電池が注目されている.しかし,鉛系ペロブスカイトと異なり,結晶欠陥が多く高効率化は困難と思われていた.結晶欠陥密度を低くする方法を提案することにより,効率は向上しており鉛フリーペロブスカイト太陽電池で14-15%,鉛含量を低減した錫鉛混合ペロブスカイト太陽電池の効率は23-24%と同じ逆構造の鉛系ペロブスカイト太陽電池の効率を凌駕するに至っている.これらの太陽電池は単接合太陽電池の理論限界効率である33%を超えるペロブスカイトタンデム太陽電池のボトム層として有望視されている.</p>
収録刊行物
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- 日本写真学会誌
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日本写真学会誌 85 (1), 45-52, 2022
社団法人 日本写真学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390858829321865472
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- ISSN
- 18845932
- 03695662
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可