ロボット教育を通した創造力の育成に関する考察(第6報) - コロナ禍におけるロボットコンテスト世界大会入賞を通して -

書誌事項

タイトル別名
  • Consideration about Training of the Creativity by Robot Education Ⅵ: Winning a Prize at The Global Robot Contest Amidst The Disaster Caused by The COVID-19
  • ロボット キョウイク オ トオシタ ソウゾウリョク ノ イクセイ ニ カンスル コウサツ(ダイ6ポウ)コロナ カ ニ オケル ロボットコンテスト セカイ タイカイ ニュウショウ オ トオシテ

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抄録

近年新型コロナウイルスに関わる諸問題やウクライナ、ロシアにおける戦争問題など、世界には解決困難な問題 が次から次へと生まれている。このような現代社会において、持続可能な未来社会の創造を担う子ども達には、未知の問題と向き合い解決する能力や、新たなものを生み出す創造力の習得が、今まで以上に求められるようになってきた。 奈良教育大学附属中学校科学部においては、課題解決能力、豊かな創造性の獲得を目指して、ロボット教育を軸とした ESD や SDGs の理念を踏まえた STEAM 教育を推進している。本報告は、2022 年度に取り組んできた活動の中から、 国際ロボットコンテスト FIRST LEGO LEAGUE への挑戦に焦点を当てて、その活動の過程と成果を示す。本年度の 国際ロボットコンテスト FLL において、予選大会を突破して全国大会に2チームが進出し、総合部門で日本3位、部門別では合計 2 部門で日本1位のタイトルを 2 つ獲得した。その結果、2チームのうち1チームが日本代表に選抜されて、アメリカで開催された世界大会へ出場し、ロボット競技部門で世界7位を獲得した。この成果より、本校のロボッ ト教育を通して、世界に通用する創造力、問題解決能力などを効果的に育成できていることが確認できた。

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