乳幼児を育てる母親の育児幸福感に関連する要因
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- 明野 聖子
- 北海道医療大学看護福祉学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Factors Associated with Child-care Happiness Scores of Mothers by the Age of their Children
- ─乳幼児の健診年齢別の検討─
抄録
<p>目的:乳幼児を育てる母親の育児幸福感に関連する要因を乳幼児健診の対象年齢別に明らかにする.</p><p>方法:乳幼児健診に来所した3~5か月児(以下,乳児),1歳6か月児,3歳児の母親1,011人を対象に無記名自記式質問紙調査を実施した.調査内容は,基本属性,父親の育児・家事,育児に関する情緒的サポート,3下位尺度からなる親性,8下位尺度からなる育児幸福感である.健診年齢別に母親の育児幸福感を従属変数とした重回帰分析を行った.</p><p>結果:388人(38.4%)の有効回答を得た.すべての健診年齢において,母親の親性「親役割の状態」が高いほど育児幸福感が高かった.1歳6か月児の母親では母親の年齢が低く,3歳児の母親では出生順位が低いことが育児幸福感に関連していた.また,乳児と1歳6か月児の母親では,「子どもへの認識」が高いほど育児幸福感が高かった.3歳児の母親では,父親の育児に関する情緒的サポートを認識しているほど育児幸福感が高かった.</p><p>結論:母親の育児幸福感を高めるためには,親としての役割に満足感を抱くことが重要であると示唆された.乳児および1歳6か月児の母親では試行錯誤する育児を支えること,1歳6か月児の母親では子どもの成長・発達の様子を理解し,子どもとのよりよい関係性を保ち子どもの特性に応じた柔軟な関わりがもてること,3歳児の母親では子どもの成長・発達に関する心配やしつけにおいて父親の情緒的サポートを促す支援が必要である.</p>
収録刊行物
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- 日本地域看護学会誌
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日本地域看護学会誌 26 (1), 50-58, 2023
一般社団法人 日本地域看護学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390858851008503552
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- ISSN
- 24320803
- 13469657
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可