The Binding Particle Koso and the Position of the Japanese Topic in Kakarimusubi with Koso
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Description
已然形で文終止する係り結び文においてはコソがどのような働きをするかがいまだ明確にされていない。そうした文の意味も書き手の言述されていない何らかの心情を含むものの論理的には明示されていない。本稿では係り結び文を英語の分裂文と同構造を持つ強調構文とみている。そこで他の係り助詞と同様にコソを疑似コピュラとみた。そして主題に論理的関係に関わりなく直結する補語とともにウナギ文を形成することで已然形で終わる後接句が強調語に情報を補充する構造:「(主題は)補語+こそ+(心情を表す語句)+已然形の句」といった構成を成すとみる。その上で書き手の心情に係る部分を論理的に解き明かしつつ書き手の文意をより明確にする試みを行った。
Journal
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- 言語と文化 = The Journal of the Institute for Language and Culture
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言語と文化 = The Journal of the Institute for Language and Culture 27 43-77, 2023-03-10
甲南大学国際言語文化センター
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390858906233057024
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- NII Book ID
- AA11424274
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- ISSN
- 13476610
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- NDL BIB ID
- 032865036
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- Text Lang
- en
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- NDL