ウランバートル・ゲル地区における家庭菜園活動

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タイトル別名
  • Family Farming in Ger Dstricts in Ulaan Baatar, Mongolia
  • ウランバートル ・ ゲル チク ニ オケル カテイ サイエン カツドウ

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抄録

モンゴル国の首都ウランバートルは、21 世紀に入って急速な都市拡大を経験している。そうした中、われわれは2008 年から2014 年にかけて、ウランバートル市郊外のゲル地区において家庭菜園活動をプロモートするプロジェクトを実施した。ゲル地区には中産階層の人々、「やや貧しい」貧困層、そして「とても貧しい」貧困層が住んでいるが、特にこの中産階層の人々に家庭菜園活動は評価された。プロジェクト自体は2014 年に終了したが、その後も家庭菜園活動を継続する世帯が見られた。本論は、これらの世帯の、現在の状況を、簡単なパイロット調査に基づいて報告するものである。これらの継続世帯は、家庭菜園に経済的な価値や、安全な食料という価値を見出していることがわかった。今後は、より詳細な調査を通じて、彼らの家庭菜園継続の要因を明らかにしていくことが必要である。

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