書誌事項
- タイトル別名
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- Current status and issues of the extended diagnosis procedure combination (DPC) hospitalization period II after gastrointestinal cancer surgery
- イガン ・ ダイチョウガン シュジュツ ニ オケル DPC ニュウイン キカン Ⅱ コエ ノ ゲンジョウ ト カダイ
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説明
<p> 急性期病院として在院日数の短縮は病院経営上必要不可欠である。国立病院機構福山医療センターの特徴の一つである癌診療、特に消化器癌について入院期間延長の検討を行った。2015年1月〜2016年12月の消化器癌として代表的な胃癌手術、大腸癌手術症例に絞って検討を行った。胃癌手術(GC)は136例、大腸癌手術(CC)は266例あり、術後平均在院日数はGC 20.0日CC 18.0日であった。DPC入院期間 II 越えはGCでは57例(42%)、CCでは105例(39%)あった。GCではバリアンス分類に従って分析すると患者要因45例(79%)あり、内いわゆる術後合併症に起因するものが約半数を占めた。転院件数は2015年4件、2016年8件あった。DPC入院期間II 越えは2015年35例(50%)あったが、前方支援などによる術前日数の短縮、合併症の予防及び後方連携につとめ2016年には22例(33%)に減少した。CCでは同じく要因分析では患者要因97例(92%)あり、合併症によるものが約半数をしめた。転院件数は2015年7件、2016年15件あった。CCでも合併症予防や後方連携の活用により、DPC入院期間 II 越えは2015年68例(51%)から2016年には37例(28%)に減少した。近年は高齢化に伴い、基礎疾患を持つ患者、また狭窄など高度進行状態で入院となる患者も少なくない。さらなる在院日数の短縮には前方連携の活用、より合併症の少ない手術などが求められる。</p>
収録刊行物
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- 日本医療マネジメント学会雑誌
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日本医療マネジメント学会雑誌 19 (1), 16-19, 2018-06-01
特定非営利活動法人 日本医療マネジメント学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390858983785915264
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- NII論文ID
- 40021592067
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- NII書誌ID
- AA12166447
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- ISSN
- 18846807
- 18812503
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- NDL書誌ID
- 029095173
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可