書誌事項
- タイトル別名
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- Relationship between the Frequency of Both Cooking and Intake of a Japanese Well-Balanced Diet among Those Living Alone
- タンシン セタイ ニ オケル チョウリ ヒンド ト シュショク ・ シュ サイ ・ フクサイ ノ ソロッタ ショクジ ノ セッシュ ヒンド ノ ケントウ
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抄録
<p>【目的】調理頻度が主食・主菜・副菜のそろった食事の摂取につながるかを探るため,単身世帯における調理頻度と主食・主菜・副菜のそろった食事の摂取頻度との関連を検討した。</p><p>【方法】2020年11月に実施したインターネット調査で得られた,全国の20~64歳の男女6,000人のデータのうち,単身世帯1,076人のデータを二次利用した。調理頻度により5群に分け,属性,主食・主菜・副菜のそろった食事の摂取頻度,1日あたりの野菜料理の皿数,外食,中食等の利用頻度をχ2 検定で比較した。その後,ロジスティック回帰分析を用いて調理頻度と主食・主菜・副菜のそろった食事の摂取頻度との関連を検討した。</p><p>【結果】体重の回答に不備のあった者2人を除いた1,074人(男性647人,女性427人)を解析対象者とした。属性と外食,中食等の利用頻度を調整しても,調理頻度が毎日の群は,調理をほとんどしない群と比べて主食・主菜・副菜のそろった食事の摂取頻度がほとんど毎日の者が有意に多かった[オッズ比2.55(95%信頼区間1.63~3.98)]。</p><p>【結論】単身世帯において,毎日調理をしている者は主食・主菜・副菜のそろった食事の摂取頻度が高かった。今後は,調理頻度が毎日でなくても主食・主菜・副菜のそろった食事の摂取頻度が高い者の特徴を調べ,主食・主菜・副菜のそろった食事の摂取に向けた調理頻度について,さらに検討する必要がある。</p>
収録刊行物
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- 栄養学雑誌
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栄養学雑誌 81 (2), 53-60, 2023-04-01
特定非営利活動法人 日本栄養改善学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390859016476383872
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- NII書誌ID
- AN00023058
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- ISSN
- 18837921
- 00215147
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- NDL書誌ID
- 032848743
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可