VRを活用した反転インターチェンジ における利用者挙動・意識分析

  • 井上 卓磨
    横浜国立大学大学院 都市イノベーション学府
  • 田中 伸治
    横浜国立大学大学院 都市イノベーション研究院
  • 松行 美帆子
    横浜国立大学大学院 都市イノベーション研究院
  • 有吉 亮
    横浜国立大学大学院 都市イノベーション研究院

書誌事項

タイトル別名
  • ANALYSIS ON USERS’ BEHAVIORS AND PERCEPTIONS AT DIVERGING DIAMOND INTERCHANGE USING VIRTUAL REALITY

説明

<p>欧米においては,交差点内の右折車関連事故の対策法として反転インターチェンジ(以下,反転IC)が導入されつつある.本研究では,我が国の既存の交差点形状を参考に反転ICをVR空間内で仮想再現したうえで,日本人を対象としたドライビングシミュレータによる走行実験,ヘッドマウントディスプレイを用いた歩行実験を行い,車両と歩行者の反転IC利用挙動ならびに利用意識を分析した.分析の結果,反転ICは車両の走行速度抑制効果が高く,またドライバの横断歩行者に対する譲り挙動が誘発されやすい傾向にあることがわかった.さらに歩行者の観点から,横断時安全確認動作において反転ICの優位性が確認され,統計モデル分析の結果,歩道の防護設備や設置形状に関する検討を行うことで,歩行者のポジティブな意識の醸成に繋がることが示された.</p>

収録刊行物

参考文献 (2)*注記

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