生体物質の革新的吸着を可能にする微粒子材料の開発

  • NGUYEN Tue Tri
    広島大学大学院先進理工系科学研究科
  • 荻 崇
    広島大学大学院先進理工系科学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Development of Microparticle Materials That Enable Innovative Adsorption of Biological Substances

抄録

<p>炭酸カルシウム(CaCO3)を細孔形成のテンプレートとしたテンプレート支援噴霧乾燥法により,タンパク質吸着剤としての多孔質ペクチン粒子を開発した.CaCO3濃度を調整することにより,比表面積を177.0 m2/gから222.3 m2/gに制御することができた.すべての多孔質ペクチン粒子は迅速な吸着(5分以内に~65%)と高い吸着容量を示し,1543 mg/gから2621 mg/gに増加した.マクロポアに位置する利用可能な結合サイトの高い割合がこの材料の高性能をもたらし,食品および医薬品産業における様々な高分子のための有望な先進的吸着剤となることができた.この多孔質ペクチン粒子は,天然高分子由来であり,持続可能な開発に貢献する.</p>

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参考文献 (5)*注記

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