LiDAR技術とマヤ文明
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- 青山 和夫
- 茨城大学
書誌事項
- タイトル別名
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- LiDAR Technology and Maya Civilization
抄録
LiDARは,地上の踏査では明らかにし難い密林に覆われた広範な地域の三次元構造を面的に捉えるリモートセンシングとして,マヤ文明のセトルメント・パターンに関する革新的なデータを提供しつつある.本論文では,筆者らによるグアテマラのセイバル遺跡とメキシコのアグアダ・フェニックス遺跡の調査の成果について論じる.筆者らの調査によって,大規模な公共祭祀建造物は農耕定住共同体や王権が確立された後ではなく,それ以前から建設されたことが明らかになった.初期の公共祭祀建造物の共同建設作業や公共広場で繰り返し慣習的に行われた公共祭祀という反復的な実践は社会的記憶を生成し,中心的な役割を果たす権力者の権力が時代とともに強化された.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会論文誌D 情報・システム
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電子情報通信学会論文誌D 情報・システム J106-D (6), 366-374, 2023-06-01
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390859171487062400
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- ISSN
- 18810225
- 18804535
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可