ふぐの子糠漬け中に含まれるテトロドトキシン類の機器分析

書誌事項

タイトル別名
  • Chemical analysis of tetrodotoxins in foods made using pufferfish ovaries pickled in salt and rice-bran
  • フグ ノ コ ヌカズケ チュウ ニ フクマレル テトロドトキシンルイ ノ キキ ブンセキ

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抄録

<p> 石川県の伝統食品であるふぐの子糠漬けは,一般には食用が認められていないゴマフグ卵巣を原料に,塩漬けと糠漬け工程を経て製造される。本製品の毒性検査はマウスを用いた動物試験であるが,将来的な機器分析法への移行に備え,機器分析に適した前処理法を開発し,食品としての安全性が担保できるか検討する必要がある。本研究では,活性炭カートリッジを前処理に用いて,ふぐの子糠漬けに含まれる塩類を効率よく除去し,テトロドトキシン類を高回収できる手法を開発した。本法を市販のふぐの子糠漬けに適用し,規制値との関連を調べた。</p>

収録刊行物

  • 日本水産学会誌

    日本水産学会誌 89 (3), 244-249, 2023-05-15

    公益社団法人 日本水産学会

参考文献 (9)*注記

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