阿蘇くじゅう国立公園の二次的草原を活用した地元観光ガイドの現状と課題

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Current Status and Issues for Local Tourist Guides Utilizing Secondary Grasslands in Aso-Kujyu National Park

抄録

<p>国立公園満喫プロジェクトや「自然公園法の一部を改正する法律(令和3年法律第29号)」により、地元観光ガイドが提供する自然体験活動は、観光客への自然の事物・風景から受ける教育感化及び、地域への経済波及効果等による自然環境の保全へ再投資される好循環等を促す点で効果的な試みと期待されている。阿蘇くじゅう国立公園の二次的草原は、畜産農家の担い手不足や高齢化、後継者不足によって放牧や野焼きの実施は年々厳しさを増しており、草原面積は減少している。新たな草原利用の価値を創出していき、草原の恵みを持続的に享受できる仕組みの構築が求められ、2022年11月末現在、モニターツアーを実施している事例もあり、阿蘇地域の二次草原を活用した自然体験活動による資源管理が取り組まれている。</p><p>そこで本研究では、阿蘇くじゅう国立公園の二次的草原を活用した地元観光ガイドを対象に、「利益の確保」「ガイド人材の確保」「関係者間の連携」「社会変化への対応」についてヒアリング調査を行い、二次的草原を活用した地元観光ガイドの活動実態と地域振興に向けた課題を明らかにした。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390859215928345984
  • DOI
    10.11519/jfsc.134.0_101
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ