計量テキスト分析による高尾山と筑波山に関するツイートの比較

DOI
  • oda kimisato
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林管理研究領域

書誌事項

タイトル別名
  • Comparison of tweets about Mt. Takao and Mt. Tsukuba by quantitative text analysis

抄録

<p>人口減少・少子高齢化が進む中で、森林の適切な管理を続けるため、森林の多様な利用の拡大が必要である。特に、木材生産以外の文化的サービスの活用が重要であり、人口の多い都市住民による観光を中心とした森林利用への期待は大きい。</p><p>SNSへの投稿をもとに旅行が誘発されるなどSNSと観光の関わりは深く、観光利用の拡大に繋がる利用ニーズの把握のため、SNSを対象とした研究が進められている。投稿内容と位置情報とを合わせた分析が多く見られるが、位置情報付き投稿の少なさから広域スケールの分析に偏る傾向があり、ローカルな観光ニーズ把握については事例研究の蓄積が不足している。</p><p>本報告では、首都圏からの観光地としてシンボリックである高尾山、筑波山を事例として計量テキスト分析による両山へのニーズ把握を試みた。2023年の4月29日から5月8日までtwitterへの投稿をもとにデータクリーニングを行い、高尾山を含む7903投稿および筑波山を含む3374投稿の合計11277投稿を分析対象とした。共起ネットワーク分析で、共通して登山・登る対象として利用されているものの、高尾山では「歩く」利用が、筑波山では周囲からの「見える」利用が特異的に見られた。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390859215928513536
  • DOI
    10.11519/jfsc.134.0_229
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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