「森林サービス産業」の教育分野における取り組み

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タイトル別名
  • Forest-related Service Industry in the Education Sector

抄録

<p>2019年に林野庁等が提唱した「森林サービス産業」は、主に健康・教育・観光の3分野を掲げている。そして、教育分野では、幼児教育の質の向上(幼児期)、社会を生き抜く力の育成(学童期)、社員研修(青壮年期)の取組が掲げられた。その後、幼児期においては、自治体による「自然保育」の認証制度の創設が拡がりつうある。また、過疎化・少子化による既存園が閉園した集落で新たに「森のようちえん」等を新設したり、廃園の危機にある保育所が「森のようちえん化」「民営化」することで移住を促進して、園を継承したりする動きが拡がっている。学童期においては、森林分野とともに教育分野の視点を組み込んだ「森林ESD」の考えを採り入れることで、教育委員会・青少年教育施設等との連携を深め、幅広い児童・生徒への移動教室における学習機会を創出する取組が拡がっている。青壮年期においては、SDGsが社会に浸透するとともに、コロナ禍により事業環境が激変する企業が少なくない中で、森林を活用して自律的・価値創造型の人材育成を目指す企業研修が拡がりつつある。そこで、本発表では最新の取組状況と、教育視点からの森林の現代的価値の試論に関して報告する。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390859215928526976
  • DOI
    10.11519/jfsc.134.0_25
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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