災害危険度の高い民有林を探して管理するための技術と方法を開発し伝える

DOI
  • 鷹尾 元
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所関西支所
  • 岡田 康彦
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林防災研究領域
  • 村上 亘
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林防災研究領域
  • 高橋 與明
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所九州支所
  • 髙橋 正義
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林災害・被害研究拠点
  • 壁谷 大介
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所植物生態研究領域
  • 宮本 和樹
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林植生研究領域
  • 櫃間 岳
    国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所森林植生研究領域
  • 鈴木 孝典
    茨城県林業技術センター
  • 冨田 衣里
    茨城県林業技術センター
  • 萩原 晟也
    福岡県農林業総合試験場森林林業部資源活用研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Conifer plantations with high disaster risks – a plan for development and transfer of mapping and treatment techniques

抄録

<p> 農林水産技術会議委託プロジェクト研究「管理優先度の高い森林の抽出と管理技術の開発」(令和3~7年度)の概要を紹介する。</p><p> 適切に経営管理されていない民有人工林は全国森林面積の1/6を占め、山地災害の未然防止・軽減化のためにも森林管理に緊急に取り組む必要がある。そこで、放置すれば災害発生の危険がある人工林を航空機レーザ計測(ALS)データを用いて抽出し、その施業方針を示すことにより、森林経営管理制度の下で市町村によるそれらの森林の管理優先度と管理方法の判断を支援することを目的とする。</p><p> そのために、森林の地形・土層・林況等のリスク素因分析及び災害模擬実験等によるリスク評価技術、航空機レーザ計測や空間情報を用いた森林の災害リスクと管理程度の図化技術、高管理優先度森林の管理方法を示すための目標林型の設定誘導技術の開発に取り組んでいる。そして、山地災害の危険性の高い人工林を抽出して施業方針を示すための一連の手順を、ALSデータを用いた人工林の管理優先度を評価するツールと、それらの森林を適切に管理するための施業技術マニュアルとして示す。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390859215928531200
  • DOI
    10.11519/jfsc.134.0_257
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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