上空からのレーザ計測によるブナ林の単木情報解析

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タイトル別名
  • Individual tree measurements of beech forest from airborne laser scanning

抄録

<p> 新潟県ではブナ材ヘの関心が高まっており、ブナ林の計画的な間伐・伐採を積極的に進めるため、ブナ林の資源量把握が必要とされている。この資源量把握において、上空からの三次元レーザ計測は効率性の面でおおいに期待できる。本研究では、ラジコンヘリを用いたレーザ計測により得られた点群データを利用して、ブナ林における本数、樹高、胸高直径、材積の推定を検討している。対象地は新潟県魚沼市大白川地区の山の神に所在する旧薪炭ブナ林である。今回の提案手法ではまず、深層学習を用いて点群データから樹幹を抽出した。深層学習の学習データを準備するため、幹点群を取り出す作業を手動で行った。MATLABにてトレーニングデータを入力することで深層学習ネットワークを構築した。学習済みネットワークを実行し、幹点群を予測した。抽出した幹点群をクラスタリングによりグループ分けして、単木識別を行い、立木本数や大まかな位置座標を算出した。その後、検出された幹点群データをDCHMと組み合わせて、樹高、胸高直径を計測し、それらをもとに幹材積を算出した。立木調査結果を用いて精度検証を行った。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390859215928582272
  • DOI
    10.11519/jfsc.134.0_296
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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