ヘルスケアに向けた森林レクリエーションの静的・動的プログラムの実践事例

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タイトル別名
  • Practical case study of static and dynamic forest recreation programs for health care

抄録

<p>近年、森林空間を活用した心身の健康活動のアクティビティを組み合わせたプログラムは各地で実践されるようになってきた。その内容は多種多様であるが、異なるアクティビティが連携した視点で取り組む実践事例は、それほど多くない。そこで、本研究は、森林浴経験の頻度が少ない対象者に、滝鑑賞とノルディック・ウォーキングという静的・動的プログラムを各専門家の案内で体験してもらい、心身に及ぼす効果と森林空間へ出かける動機付けとなり得るかについて日本語版PANASの気分評価尺度とアンケート調査を用いて検証した。その結果、ポジティブ感情は、ノルディック・ウォーキング後>活動前>滝鑑賞後>活動後の順で高い得点が示され、ネガティブ感情は、活動前>ノルディック・ウォーキング>滝鑑賞>活動後の順で低い得点で示され、森林空間を活用した静的・動的プログラムでは異なる気分評価になることが示唆された。また、「滝を色々な角度から眺め、時間もたっぷりあり良かった」「森林の手入れや林業に興味を持った」「ハード過ぎない行程でゆったり楽しめた」などの感想から、専門家の同行とゆとりのある滞在時間により自然を深く享受できることが示唆された。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390859215928871296
  • DOI
    10.11519/jfsc.134.0_92
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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