書誌事項
- タイトル別名
-
- Laparoscopic Removal of Multiple Self-embedded Needles in the Peritoneal Cavity:A Case Study
- ジショウ コウイ ニ ヨリ ケイヒテキ ニ シンニュウ シタ フクスウ ノ フクシン オ フククウキョウ カ ニ テキシュツ シタ 1レイ
この論文をさがす
説明
<p>症例は20歳台女性,統合失調症治療中で自傷行為を繰り返していた。上腹部痛を主訴に受診。腹部に多数の異物を認め,画像検査で10本の伏針を確認した。一部の伏針は肝,結腸への刺入が疑われた。X線透視を併用し腹腔鏡下に手術を施行した。腹腔内に到達していた伏針は7本でそれぞれ大網に被覆され,膿瘍形成や消化管損傷は認められなかった。すべての伏針を破損することなく摘出した。摘出した伏針は引き伸ばされたゼムクリップ2本と裁縫用針8本であった。自験例は伏針の本数が10本と本邦報告例のなかで最多であったが,低侵襲かつ安全に手術を施行可能であった。また自験例のように経皮的経路で侵入した金属製の伏針であれば,確実に対処することにより膿瘍などの合併症を起こすことなく,安全に経過することができると考えられた。</p>
収録刊行物
-
- 日本腹部救急医学会雑誌
-
日本腹部救急医学会雑誌 42 (7), 749-752, 2022-11-30
日本腹部救急医学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390859238004624256
-
- NII書誌ID
- AN10426469
-
- ISSN
- 18824781
- 13402242
-
- NDL書誌ID
- 032584481
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可