噴門側胃切除術

書誌事項

タイトル別名
  • Proximal gastrectomy for gastric cancer

抄録

<p>噴門側胃切除術は,胃上部の早期胃癌に対して行われる縮小手術である.胃を1/2以上残すことにより貯留能を維持し,食物が残胃から十二指腸,空腸へと通過することにより胃全摘術に比較して体重減少,ダンピング症候群,間食の頻度,仕事や日常生活への不満,貧血の程度を軽減させるなど利点も多い術式である.しかし食道と残胃をそのまま吻合した場合,高率に逆流性食道炎を発症することから,さまざまな工夫がなされている.代表的なものとして,逆流防止機構を付加した食道残胃吻合,空腸間置法,ダブルトラクト法がある.また残胃癌の発生率も比較的高いことが報告されているため,術後の残胃の観察も長期的に必要である.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390859370686232832
  • DOI
    10.11405/nisshoshi.120.468
  • ISSN
    13497693
    04466586
  • PubMed
    37302832
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • PubMed
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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