『源氏物語』邸宅の伝領と「家」意識

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  • ゲンジ モノガタリ テイタク ノ デンリョウ ト イエ イシキ

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抄録

邸宅の伝領や所有には、相続をはじめ買収や献上など様々な状況が想定されるが、四町を占める六条院はいずれにせよ光源氏の絶大な権力があったからこそ成り立っていた。子供の世代には、六条院を占有できず分割されてしまうのは、光源氏の全てを受け継ぐことのできる子孫がいないからであった。『源氏物語』において人が住む邸宅としての家が、「家」の意識と重なることに着目して、六条院、明石の邸、頭中将邸から「家」意識を考えた。

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