書誌事項
- タイトル別名
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- A Discourse of "Urban Ethnic Studies" and "Strong Case for a Narrative Approach" : At an intersection of "Agency-oriented Urban Theory"
- 「 トシ エスニシティロン 」 ノ 「 カタリ ノ ホウホウ 」 ト 「 リロンテキ セカイ 」 : 「 コウイタイ-シコウ ノ トシ リロン 」 ト ノ 「 コウサテン 」 デ
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説明
本稿は、筆者の「都市エスニシティ論」における一連のエスノグラフィックな研究(広田,1997[旧版];広田[新版],2003b;広田・藤原,2016[共著])で描いてきた「生き方」とその「理論的世界」および筆者なりの「エスノグラフィーの方法論」(=フィールドからの理論)を「語りの方法のための説得的な事例と言説」という言葉(Smith,2001:118)を手がかりに呈示することにある。筆者は、「前稿」で(広田,2022a)、日本の都市社会学における都市エスニシティ論の成立と、その展開のなかでの筆者なりの(フィールドからの)「都市エスニシティ論」の「研究の軌跡」を簡潔に「整理」したが、本稿は、フィールドからの「都市エスニシティ論」の「深化」「拡大」に沿って展開した筆者の「方法論」と「理論的世界」を、「行為体-志向の都市研究」に「交差」させつつ―すなわちそこから「示唆」を受け、同時に筆者の「フィールド」からの「問題提起」を組み合わせることで―描き出す試みである。以下、1で本稿の意図を述べた後、2の2.1で筆者の「前稿」(広田,2022a)で記述した「フィールドからの理論」の「論点」を確認し、2.2で、その初発の「論点」が、特に『共著』(広田・藤原,2016)のなかでどのような「語りの方法のための事例と言説」をとおして「深化」「拡大」した「ポイント」を示し、3で、その「フィールド」からの「語りの方法」の過程を詳しく説明し、最終の4で、筆者の(フィールドからの「都市エスニシティ論」の「理論的世界」の「意味」を、「行為体-志向の都市研究と実践」と「交差」させつつ説明する。本稿は筆者にとって、「都市エスニシティ論」のエスノグラフィーの「方法編」でもあり、都市エスノグラフィーの筆者なりの「理論的世界」である。
収録刊行物
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- 専修人間科学論集. 社会学篇
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専修人間科学論集. 社会学篇 13 51-74, 2023-03-23
専修大学人間科学学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390859447990876672
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- NII書誌ID
- AA12515455
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- NDL書誌ID
- 032947962
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- ISSN
- 21863156
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ