統計的リテラシー教育に関する一考察

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タイトル別名
  • A Study on Statistical Literacy Education

抄録

<p>現代の急速な技術発展により,公的統計情報の収集などデータ分析の基盤の整備やAI技術でデータ分析の準備ができるケースが見られるようになったが,データ分析で重要な統計分野は数学教育の一部として扱われている.現状の統計教育における統計的探究プロセスを基盤とした教材で企業でのデータ分析と同じ流れを体感できるが,教育現場で使用できるソフト開発の他に生徒自身の統計的リテラシーの不足が課題として挙げられる.さらに,日常生活での統計情報の読み取りから研究領域における統計分析までの幅広い分野での統計情報の誤解例から文脈の中にある統計情報を正しく読み取り処理する統計的リテラシー教育の重要性が示唆された.今後の課題として,ビッグデータ社会における統計的リテラシーの明確化と批判的解釈に基づく統計的リテラシー教育での教師用教材の作成と多様な解が想定される生徒の評価方法作成の両面で支援の必要性が挙げられる.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390859470297260032
  • DOI
    10.14935/jsser.37.6_127
  • ISSN
    18824684
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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