血液脳関門を効率的に通過するナノマシン開発

書誌事項

タイトル別名
  • Development of nanomachines efficiently crossing the blood-brain barrier

抄録

溶液中において機能性高分子の自己組織化を利用しナノ構造体を形成させることができるが、昨今、隆盛を極めるボトムアップテクノロジーとの関連から、医療を中心とする幅広い分野でその応用が検討されている。これらの研究の目標の一つに、生理活性物質を生体内の標的とする箇所へ送り届け、狙った機能を発揮することで活躍する薬剤送達システムの創製がある。本稿では、既存技術では通過が困難な血液脳関門(blood-brain barrier:BBB)を効率的に通過し、種々の医薬品(特に抗体医薬)を脳内へ送達するナノマシン開発と、それに基づくアルツハイマー病に代表される脳神経系疾患の革新的治療技術について紹介する。

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参考文献 (18)*注記

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