書誌事項
- タイトル別名
-
- A study on impromptu speech for advanced Japanese learners : analyzed through peer activities and speech themes
- ジョウキュウ ニホンゴ ガクシュウシャ オ タイショウ トシタ ソッキョウ スピーチ ノ カツドウ ニカンスル イチコウサツ : ピア カツドウ ト テーマ ノ ブンセキ オ トオシテ
この論文をさがす
説明
近年、あらゆる場面でコミュニケーション能力の必要性が増しており、日本語教育における口頭表現でも総合的な運用能力が求められている。同志社大学日本語・日本文化教育センターの上級レベルの口頭表現では、口頭表現能力の向上のために、独話型の話す練習として即興スピーチを取り入れている。即興スピーチは、話す時間が短いこともあり、初級レベルから中級レベルで取り入れられることが多いが、限られた時間内で簡潔に話す能力は上級レベルにこそ不可欠だと言える。 そこで、本稿では、この即興スピーチが上級レベルの口頭表現の運用能力を高めるために、どのような効果があるか、またどのような取り組みが効果的であるかを探るため、即興スピーチの練習による構成に対する意識の変化、事前準備とピア活動の取り組み、テーマによる影響の3点から分析を行った。その結果、即興スピーチによって、構成を考えながら話す意識の向上が見られた。また、事前準備やピア活動の効果は認められるが、特にピア活動ではコメントのし方において教師の支援が必要であることがわかった。さらに、取り上げるテーマは対立のあるもののほうが自分の立場を明確に示しやすいことと、日本語学習者の専門や関心のあるテーマは学習者自身の見識を深めるのに役立つことが確認できた。
収録刊行物
-
- 同志社大学日本語・日本文化研究
-
同志社大学日本語・日本文化研究 (20), 41-58, 2023-03
同志社大学日本語・日本文化教育センター
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390859616464325248
-
- NII書誌ID
- AA12331634
-
- NDL書誌ID
- 032795776
-
- ISSN
- 21868816
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可