心理学研究をわかりやすく伝えるため技術~聴き手の立場に立ったプレゼンテーション~ 一般市民のことばで語り,具体的な行動につながるための工夫

抄録

<p>コロナ禍3年目を迎え,一般社会に「科学的エビデンス」というフレーズが溢れかえっている。医学系研究への関心が高まると同時にどのように「社会—つまりは非専門家—に対して“わかりやすく研究を伝えるのか”は喫緊の課題となり,2022年春に東京大学は「医学系研究をわかりやすく伝えるための手引き」成果発表シンポジウムを開催した。講師の市川氏はこのシンポジウムの登壇者の一人で,科学コミュニケーションのエキスパートである。</p><p>今回のチュートリアル・ワークショップは,日本心理学会の意見論文「コロナ禍において心理学者は何ができるのか」の問いの答え(三田地,2021)の一つと位置づけ,「非専門家」を対象とした「心理学研究をわかりやすく伝えていくコツ」について,具体例を示しながらワークショップ形式で進めていく。日本心理学会,及び関連団体主催の心理学系のシンポジウムをもっと市民にわかりやすいものにしたいと思われる方は必見である。また,伝える側からの一方的な話にならないために,市民代表として,これまで日本心理学会主催のシンポジウムに複数参加されている丹波一美さんにもご登壇いただく予定である。</p>

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