形状の異なる焦電結晶積層体によるX線発生挙動および放電特性

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  • 山本 孝
    徳島大学大学院社会産業理工学研究部自然科学系 徳島大学総合科学部総合理数学科
  • 宮園 拓自
    徳島大学総合科学部総合理数学科
  • 栗本 彰人
    徳島大学総合科学部総合理数学科

書誌事項

タイトル別名
  • X-ray Emission and Discharge Behavior on Three Kinds of Stacked Pyroelectric Single Crystal Units
  • ケイジョウ ノ コトナル ショウデンケッショウ セキソウタイ ニ ヨル Xセン ハッセイ キョドウ オヨビ ホウデン トクセイ

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説明

<p>タンタル酸リチウム単結晶を積層させたユニットの焦電特性に基づく放電およびX線発生挙動について,結晶形状および真空度による相違を検討した.大気下での室温~400 Kの温度変化サイクルに伴う放電現象はいずれも積層型結晶ユニット側面で観察された.放電回数は同一形状の板状単結晶を使用したユニットの方が形状不揃いの結晶を同一枚数積層させたときより5倍多く,側面に絶縁グリースを塗布すると大幅に抑制された.放電は積層した板状結晶の間隙で起こり,加熱時には数秒から1分間の短時間のスパイク状のX線が繰り返し発生した.X線の最高エネルギーは1 Paと10-4 Paでは相違なかったが,やや1 Paの方がスパイク状X線の発生頻度が高かった.スパイク状のX線発生および放電挙動の要因について議論した.</p>

収録刊行物

  • X線分析の進歩

    X線分析の進歩 50 (0), 291-298, 2019-03-31

    公益社団法人 日本分析化学会 X線分析研究懇談会

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