富山大学附属病院神経内科

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • The First 11 Years of Department of Neurology in Toyama University Hospital.
  • ─2005年開設からの歩み─

抄録

富山大学附属病院神経内科は,2005年6月16日に田中耕太郎が初代教授として赴任したことで開設され,同年6月27日から入院患者の受け入れを開始し,7月1日から外来診療を毎日おこなうようになった。当初は,3名の常勤医師と1名の大学院生(第二内科)によってまず臨床業務が開始され,2006年4月からは神経内科に大学院生が初めて入学し,研究,卒前・卒後教育も充実してきた。医局員数も順調に増加し,現在,助教,准教授,医員,大学院生と非常勤の臨床教授・准教授・講師を含めると10名以上の陣容となった。当科への入院患者数および外来患者数は開設以来,順調に増加したが,2011年度以降は病棟工事や外来棟工事の影響によって一時,減少に転じた時期もあったが,その後はすぐに回復した。入院患者の疾患内訳では常に脳卒中が第1位であり,その次にパーキンソン病,神経免疫疾患が位置していた。2010年には,当院が富山県の難病医療拠点病院に指定され,県内の神経難病医療の中心的役割を行政もサポートしてくれるようになった。神経内科の医局は,ようやく2016年6月から新しい場所に移転し,開設12年目にして初めて研究実験室(ラボ)を設置できるスペースができ,今後の研究面での進展が期待される。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390859779496103680
  • DOI
    10.57561/tmjutmed.27.1_1
  • ISSN
    27586014
    21892466
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ