The relationship between infant handling and grooming in wild Japanese macaques
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- SEKIZAWA Maisa
- 総研大・統合進化科学研究センター
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- KUTSUKAKE Nobuyuki
- 総研大・統合進化科学研究センター
Bibliographic Information
- Other Title
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- ニホンザル野生群におけるinfant handlingと毛づくろいの関係性
Abstract
<p>霊長類のinfant handling(IH)では、IHの前にハンドラーが母親に毛づくろいをし、母親はハンドラーにアカンボウへの接触を許容するという、毛づくろいとアカンボウの交換が行われる場合がある。しかし、毛づくろいには周囲の警戒が疎かになる、自身の活動時間が減少するなどのコストも存在する。そのため、アカンボウが母親から離れている場合など、母親に毛づくろいを行う必要性のない場合、ハンドラーは母親に毛づくろいをせずにアカンボウに接触すると考えらえる。そこで本研究では、宮城県金華山に生息する野生ニホンザルA群を対象として、IHの前に行われる毛づくろいの役割について検証した。対象群を3年間観察し、観察期間中に生まれたアカンボウとその母親24組を対象に、誕生から12週齢まで約1000時間の行動データを収集・分析した。その結果、ハンドラーによるIHの前の毛づくろいは、母親とアカンボウが接触しているとき、およびハンドラーよりも母親の方が優位な場合によく行われていた。また、毛づくろいの時間は、血縁度が低いほど長くなっていた。これらの結果は、IHの前の毛づくろいはIHに必須ではないこと、ハンドラーがIHの前に母親に毛づくろいを行うかどうかは、アカンボウへの接触しやすさと、母親と自分との社会関係に依存してることを示している。</p>
Journal
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- Primate Research Supplement
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Primate Research Supplement 39 (0), 34-34, 2023
Primate Society of Japan
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390859846096128384
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
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- Abstract License Flag
- Disallowed