横光利一の見た芥川龍之介『河童』

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  • ヨコミツ リイチ ノ ミタ アクタガワ リュウノスケ カッパ

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横光利一の、いわゆる新感覚派期から『機械』が発表された時期への展開に関する議論では、その変貌が注目される場合が多かったと言えよう。ところで、この時期について検討する際には、横光が芥川龍之介に対して示した関心の有り様を跡づけることも欠かせない。その中で、芥川の『河童』に対する横光の発言はこれまで殆ど注目されなかった。その発言の検討を通して、一連の持続した関心がこの時期に見出されることを本稿では確認した。

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