『真言伝』における浄蔵伝の形成について

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  • シンゴンデン ニ オケル ジョウゾウデン ノ ケイセイ ニ ツイテ

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『真言伝』は鎌倉末期、正中二年(一三二五)に、真言僧栄海が編纂した全七巻からなる伝記集である。従来『真言伝』は、忠実に典拠を継承しているのみであるとみられていたため、『真言伝』固有の世界を読む研究がなされてこなかった。本稿では多くの逸話で知られている僧浄蔵を『真言伝』がどのように描いているか、典拠と比較することによって検討する。そして『真言伝』の編集の傾向を観察して『真言伝』の展開する世界について考察する。

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