抄録
韓国人学習者は、日本語アクセントの習得が容易でない場合が多い。本稿では、韓国語で日本語と同じように示差的アクセントと言われる慶尚道方言話者を対象として、日本語の複合語アクセントの聴取について実験を試みた。実験の結果、学習歴別に聞き取りパターンに差があることと、日本語アクセントを聞き取る際に、日本語の語構成や音節構造に影響されることがわかった。また、二年生は母語の影響が大きいことと、三年生は中間言語的特徴があることがわかった。
収録刊行物
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- 名古屋大学国語国文学
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名古屋大学国語国文学 89 82-69, 2001-12-07
名古屋大学国語国文学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390859912501250560
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- HANDLE
- 2237/0002006813
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- ISSN
- 04694767
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可