糖尿病薬注射患者が糖尿病手帳を使う経験 ——つぶやきや語りとともに——

書誌事項

タイトル別名
  • Diabetic Patients’ Experience of Using a Diabetes Logbook while under Drug Injection Treatment: With the Mutter and the Narrative of Them
  • 糖尿病薬注射患者が糖尿病手帳を使う経験 : つぶやきや語りとともに
  • トウニョウビョウヤク チュウシャ カンジャ ガ トウニョウビョウ テチョウ オ ツカウ ケイケン : ツブヤキ ヤ カタリ ト トモニ

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抄録

<p>糖尿病薬注射患者は糖尿病手帳等を使ってセルフモニタリングし、厳密な血糖コントロールを図ることが求められる。本研究はセルフモニタリングの効果を評価する視点からではなく、糖尿病薬注射患者が糖尿病手帳を使う経験を、手帳を使いながら生じるつぶやきや語りもろとも記述することを目的とした。4名の研究参加者が糖尿病手帳およびつぶやき記録をつける調査に参加し、非構造化面接を受けた。データは現象学的に分析、記述した。A氏は従来通り糖尿病手帳をつけ、つぶやきをLINE®で送った。B氏は糖尿病手帳を新調してつぶやきと血糖値を記録した。C氏は従来通り糖尿病手帳をつけ、つぶやき記録は書かなった。頻繁に通院しているD氏は糖尿病手帳もつぶやき記録もつけなかった。糖尿病手帳を使う経験では生活の道具として手帳が身のまわりに存在していた。糖尿病薬注射患者へのケアでは糖尿病手帳がわかり合うための道具になる可能性が示唆された。</p>

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