書誌事項
- タイトル別名
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- Anti-IL-4/IL-13 antibody (Dupilumab)
抄録
<p>デュピルマブは2019年に12歳以上の気管支喘息に対して保険適用承認された生物学的製剤であり,小児に対する使用経験は増加している.成人では,アトピー性皮膚炎,鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎にも適用がある.デュピルマブはアレルギー炎症の基本病態を標的として作用するため,上記に限らず他のさまざまなアレルギー疾患への有効性も期待されている.実際に,各アレルギー疾患に関して同剤の多数の臨床研究がなされており,小児でも有用とされるデータが蓄積されてきている.一方で,高価な薬剤であり,デュピルマブを使用する際には,適応,有害事象や注意点について十分に把握した上で,適切な症例へ適切に使用することが求められる.特に小児においては,有効性とともに長期的な安全性に関するデータにも留意する必要がある.</p>
収録刊行物
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- 日本小児アレルギー学会誌
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日本小児アレルギー学会誌 37 (3), 240-247, 2023-08-20
一般社団法人日本小児アレルギー学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390860144703764608
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- ISSN
- 18822738
- 09142649
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可