重症心身障害児の視線入力装置による意思表出の評価とその効果について

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タイトル別名
  • Evaluation of the intentional expression using gaze input devices for children who have severe mental and physical handicaps and its effects

抄録

<p>重症心身障害児は意思表出手段が非常に乏しい.本研究は重症心身障害児の意思表出方法としての視線入力装置の有効性と方法について明らかにすることを目的とする.対象は重症心身障害児2名,視線入力装置での活動をワンセッションにつき3回,合計10日間実施し,量・質的評価により解析した.その結果,視線入力装置を用いたことによる意思表出方法としての有効性と眼球運動に明らかな変化はみられなかったが,観察された様子からコミュニケーションの初期段階である気づきへの効果が期待された.視線入力装置は,発達に応じた課題の段階づけと環境設定により重症心身障害児の意思表出支援の一助となることが示唆された.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390860177971550720
  • DOI
    10.57293/kanaotjournal.13.1_1
  • ISSN
    27580202
    21860998
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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