領域「表現」における指導案の作成に向けた授業内容の検討 ―ウェアラブルカメラを使った保育者視線の動画教材を用いて―

書誌事項

タイトル別名
  • Examination of Lesson Content for the Preparation of Teaching Plans in the Area of “Expression”: Using Video Materials of Teacher’s Eye Movements Taken with a Wearable Camera
  • リョウイキ 「 ヒョウゲン 」 ニ オケル シドウアン ノ サクセイ ニ ムケタ ジュギョウ ナイヨウ ノ ケントウ : ウェアラブルカメラ オ ツカッタ ホイクシャ シセン ノ ドウガ キョウザイ オ モチイテ

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抄録

本研究は、ウェアラブルカメラによる保育者視線のリアルなデータを活用した保育実践の動画教材を作成し、保育者養成段階の学生が、表現活動の指導における「教師の援助」の理解を深めた上で指導案を作成することができる授業内容を検討することを目的とした。学生の気づきの分析結果から、指導のねらいに即した言葉掛けや、指導のねらいと導入に関する気づきがあり、本研究で作成した動画教材において、学生の「教師の援助」の理解を深める有効性が示された。また、保育者視線で得られる情報から「教師の援助」について読み取っている学生も多くみられ、ウェアラブルカメラを用いた動画教材だからこそ、「教師の援助」の理解がより深まることが明らかになった。加えて、領域「表現」の授業内容を検討する際は、動画教材を示すとともにその指導をするに至った素案や指導案を提示し、指導案の作成過程についての説明を加えていく必要性が示された。

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